【写真：Getty Images】

　サッカー日本代表は5日、FIFAワールドカップ26アジア最終予選（3次予選）で中国代表と対戦し、7-0と大勝を収めた。この試合で3バックの右の位置でスタメン出場を果たし、71分までプレーした板倉滉が試合後、取材に応じた。右サイドの関係性や自身に代わってピッチ入った高井幸大について言及した。 【一覧】2026年ワールドカップ（W杯）アジア最終予選 順位表 　終始安定したプレーを披露した板倉は、「多分、3枚の右を代表でやることは初めてかな。持ち運ぶ事を意識したというよりは、相手のポジションを見ながらどこに立たれたら嫌かなっていうところを考えながらやった」と、試合中に意識していたことについて触れ、「（堂安）律がいたり、タケ（久保建英）がいたり、そこに強い個で剥がせる選手がいるので、そんなに自分で難しいことをする必要はなかった」と中国戦を振り返った。 　 　また、左利きの堂安が右WBに入ることのメリットについては、次のように語っている。「建英と律が左利きっていうところで、右利きとは違って、中へのくさびのパスっていうのは、そこから入れやすいと思うし、今回はそんなに低い位置に立ってることがなかったんで、逆にこれが押し込まれる展開になっても、律の左足っていうのがうまく使えるなっていうのは思った。ただ今日は、基本高い位置でプレーしていたので、そこまでWB感っていうのは、なかったかなと思う」 　川崎フロンターレの後輩にあたる20歳の高井については、「落ち着いて入ってるし、普段通りのプレーをあの状況でやってたんじゃないかな」とコメントし、「自分と同じポジションということもあるので、まだまだ負けられないなっていう思いでやっている。でも、今日も本当に堂々とデビューしていたし、落ち着いたプレーで、いつも通りできてたと思うんで、お互い良い競争して、また次を迎えたい」と代表デビューを飾った成長著しいDFについて言及した。 （取材：加藤健一　文：編集部）