人気No.1の「SM10」はグラインド選びが重要! プロフィッターに聞いた正しい選択とは?
フェアウェイから打って良かったのは「10S」
まずは花道を想定したフェアウェイから5タイプのウェッジを打ってみました。
ルイゴルフ「練習場のマットから打ったときはそれほど違いは感じませんでしたが、芝から打つと全然違いました。『04』」はザックリしてしまって、全く合わなかったです。『08T』もソールが引っかかってしまう感じがして3球ともショートしてしまいました。良かったのは『10S』と『12D』です。この2モデルは1球目から自分のイメージした高さにボールが出てくれたので、距離感も合わせやすかったです。『10S』は1球目から30センチに寄りました。『14K』は大きなミスは出ませんでしたが、狙った距離より飛んでしまいました」 ルイゴルフさんの試打をチェックしていた澤田さんは次のように解説します。 澤田「実は『SM10』を試打した多くのお客さまがルイゴルフさんと同じ結果になりやすいです。アマチュアゴルファーの典型的なパターンだと思います。『04T』は上級者やテクニックがあるベテランゴルファーに好まれますが、やさしいウェッジとは言えません。バンスが大きいほど飛距離は出やすいので『14K』が飛びすぎてしまった理由はそれです。一般的なゴルファーの場合、フェースを開いて構えるタイプは『08M』とマッチしますし、スクエアに構えたいタイプだと『10S』や『12D』を好む傾向が強いです」
ラフやバンカーからも試打することで感覚は変わる
花道から打って相性が良かった「10S」と「12D」をラフからも打ってみます。
ルイゴルフ「フェアウェイから打った感じで1番良かったのが『10S』で2番目が『12D』でしたが、ラフからは『12D』の方が頼りになる感じがしました。芝に負けずに、しっかりした球が打てました」 最後にバンカーからも打ち比べていきます。 ルイゴルフ「やっぱり『12D』ですね! ちょっとダフッたと思っても、ヘッドが潜りすぎることがなくてバンカーからは脱出できます。ヘッドの落とし所に気を使いすぎなくても良い感じがしました」 澤田さんはこの結果について、以下のように話します。 澤田「私も『10S』か『12D』のどちらかがいいと思っていましたが、バンカーショットを見ていたら『12D』の方がルイゴルフさんには合っていると思います。ラフから鋭角な軌道で打ち込んでもうまくヘッドが抜けるところも使いやすいでしょう」 「SM10」のフィッティングを終えたルイゴルフさんに感想を聞きました。 ルイゴルフ「PGAツアー使用率No.1と聞くとすごくハードルが高そうな印象なのに、自分に合ったグラインドを選んだら『SM10』がすごく簡単に感じました。はじめて打ったのに、何ラウンドも使っていたくらいなじむ感覚です。芝から打つと20ヤードくらいの短いアプローチでもグラインドの違いがはっきりわかります。1球打てばわかるくらい全くソールの当たり方が違いました。ただ、フェアウェイとラフからでも好みのグラインドが違ったので、ウェッジを購入する前は色んなライから打ち比べないといけないですね」
【撮影協力】 4plus FITTING LABO & GOLF SALON
4plus FITTING LABO & GOLF SALON 東宝調布スポーツパーク店 住所:東京都調布市多摩川 2-29-1
野中真一