風間俊介、20代でついた“犯人役”イメージを自己分析「自分では結構いいやつだと思ってるんですけど」
一昨年をもって前事務所を退所し、現在フリーで活動する俳優・風間俊介(41)。『令和タレントテレビドラマ出演本数ランキング(令和元年~5年)』では6位に入るなど、ひっきりなしに活躍する彼に「全然変わらない」という現在の心境、そしてこれまでのキャリアについて語ってもらった。 【画像】市長・風間俊介のスーツ姿の写真(全9枚)
「20代はびっくりするぐらい犯人役をやっていた」
ーー一昨年から事務所を離れてフリーで活動していますが、心境に変化などはありましたか? 風間:それが……全然変わったことがないんですよ。僕としてはそれに対して自分で「面白くないな」と思っているんですけど(笑)。 ーー風間さんは「浮き沈み」という言葉とは遠いところにいますよね。令和元年~5年を対象期間にした『ドラマ出演数ランキング』でも6位に入ってました。 風間:そのランキングのことはよくいじられます(笑)。この仕事って、誰かが「この役をあなたで見たい」って言ってくれる人がいないと始まらないわけで、コンスタントにお仕事の話をいただけるっていうのはありがたいです。 ーー俳優のキャリアがスタートしたとき「こういう俳優になりたい」とか、何か青写真を描いていましたか? 風間:まったく考えていなかったです。いま振り返ってみたら面白いなと思うのが、20代がびっくりするぐらい犯人の役をやって、30代が良きパパとか、すごく健やかな人の役が多かったんです。さて、40代はどうなるんだろうなとは思っていたところでした。 ーー昔から見ているかたは「犯人役」のインパクトが強いのかなと思います。 風間:昔から見てくれてる人たちはそうなんですよね(笑)。自分でもそれを認識していて、以前一日署長をやらせてもらったことがあって、イベントのインタビューで「警察の役はやったことがありますか?」って聞かれたときに、「警察の役はやってないですね。警察に厄介になる役は山ほどやったんですけどね」って言ったら、何人かがピリつきました(笑)。 ーーそう考えると、風間さんの柔和な見た目とは裏腹なオファーでしたね。 風間:自分自身結構いいやつだと思ってるんですけど……(笑)僕、目があまり大きくないんですけど、黒目が大きいんです。なので、微笑をたたえてないと、目が真っ黒なんですよね。見た目が素朴な印象ながら、目が笑ってないっていうのは、1周回って一番やばいやつっていう感じになるのかな(笑)。 ーーそんな自己分析を!(笑)40代のキャリアの出だしはどうですか? 風間:今のところ「ハイブリッド型」じゃないですか。新ドラマ『MOGURA』を見ていただけるとその理由が特にわかっていただけるんじゃないかと思います。 取材・文:東田俊介 写真:You Ishii