他球団が欲しがっている!? パリーグのトレード注目野手(3)ソフトバンクの候補に挙がるのは…?
レギュラーシーズンの前半戦を終えようとしている2024年シーズンのプロ野球。そんな中、主力選手の故障離脱など各球団で多くのアクシデントが発生しており、今季もトレード可能期間である7月31日まで活発な動きが予想される。ここでは、他球団から注目される可能性を秘めたパシフィック・リーグの野手を紹介したい。
野村勇
投打:右投右打 身長/体重:174cm/84kg 生年月日:1996年12月1日 経歴:藤井学園寒川高 - 拓殖大 - NTT西日本 ドラフト:2021年ドラフト4位 ルーキーイヤーの活躍が鮮烈だっただけに、ここ2年の成績が寂しく感じられるのが野村勇だ。 拓殖大では二部リーグではあったものの活躍を見せ、卒業後は社会人野球のNTT西日本でプレー。都市対抗野球や日本選手権といった大舞台を経験し、1度は指名漏れを経験したものの、2021年ドラフト4位で福岡ソフトバンクホークスから指名を受けた。 プロ1年目は開幕から一軍に帯同し、同年は97試合に出場して打率.239だったが、10本塁打、25打点、10盗塁をマーク。ソフトバンクでルーキーが2桁本塁打をマークしたのは83年ぶりだった。 プロ2年目はさらなる活躍が期待されたが、春季キャンプから下半身のコンディション不良に見舞われ、3月には内視鏡下椎弓形成術を受けた。その影響もあり、同年は50試合の出場で打率.160、3本塁打の成績に。 巻き返したい今季は、春季キャンプで左坐骨疲労骨折を起こし、前年に続いて出遅れた。4月16日に今季初出場を果たしたが、プロ1年目のような輝きは見られず。15試合の出場で打率.095にまで低迷し、5月27日にはファームへ降格となった。 ソフトバンクの内野陣には今宮健太や栗原陵矢などが君臨し、さらにはルーキーの廣瀨隆太も結果を出し始めている。ケガが多く、かつ打撃で苦しむ野村勇にとってこの状況は厳しい。 それでも、ルーキーイヤーの走攻守にわたる活躍を鑑みると、目をつける球団もありそうだ。
ベースボールチャンネル編集部