ソフトバンク近藤

　4年ぶりのリーグ優勝を果たしたソフトバンクは近藤健介が首位打者と最高出塁率、山川穂高が本塁打と打点の2冠を獲得することがほぼ確定している。これらに加え、長打率と出塁率を足し合わせた「OPS」も高い数字をたたき出した。 ■パ・リーグOPS上位10傑【ランキング】 　OPSは近年、米大リーグでも強打者の指標として重要視されている。チームOPSは「7割2分1厘」。12球団で唯一「7」を超えた。 　8割を超えれば一流、10割を超えれば超一流と言われるOPS。今季はパ・リーグの上位3人をソフトバンクのクリーンナップが締めた。1位が近藤で9割6分、2位は栗原陵矢で8割7厘、3位が山川で8割1厘。近藤はシーズン中から「今年入る前に（OPSは）10（割）を越したいと思っている」と、一つの目標に設定していた。 　また規定打席に達しなかった選手の中でも、シーズン終盤にけがから復帰した柳田悠岐が8割4厘。シーズン中盤以降、6番に定着した正木智也が7割3分9厘と好成績を残した。 　4日の最終戦終了後、小久保監督は「不動のクリーンアップがいてね、いかにそこにつなぐかという役割を個々の選手が持てたのが一番と、けが人が出ましたけど、4番の山川が一年を通してチームで唯一フル出場というか全試合出場。それが大きな要因でしょうね」と総括。607得点は両リーグトップで、600得点以上上げたのは6年ぶりだ。強打者がそろう中軸がしっかり機能し、復活した強打のソフトバンク打線が4年ぶりVをつかみとった。（大橋昂平） 【#OTTOホークス情報】