トランプ氏勝利 ニューヨーク在住の奄美大島出身者「マンハッタンは普段通り」
南日本放送
トランプ前大統領の勝利を受けて、アメリカのニューヨークで暮らす鹿児島県関係者に聞きました。 【写真を見る】トランプ氏勝利 ニューヨーク在住の奄美大島出身者「マンハッタンは普段通り」 (ニューヨーク在住・奄美市出身 栄秀吉さん)「接戦と呼ばれていたいくつかの州もほとんどトランプ。(事前の)接戦という言葉が正しいかどうか疑問を感じた」 ニューヨークで不動産業を営み、地域の県人会・奄美会代表でもある奄美市出身の栄秀吉さん(48)です。 勝利宣言まで数日かかることもあるアメリカの大統領選挙で、翌未明には大勢が判明したことに驚きました。ニューヨークでは、前回に比べ選挙に対する盛り上がりは見られなかったと語ります。 (奄美市出身 栄秀吉さん)「ニューヨーク市内マンハッタンに関しては正直いたって平常・普通。きのう夜中の2時ぐらいに当確が出た。ある程度(結果が)最初から分かっていたという感は否めない」 ニューヨークで音楽家として活動する両親が鹿児島市出身の北村ゆいさん(40)です。 物価が上がり続ける一方、4年ごとに政権が変わり非難の応酬が目立つ大統領選に不安も感じています。 (両親が鹿児島市出身 北村ゆいさん)「家賃もどんどん上がっている。食べるものもかなり上がっている。保険の加入問題も大統領がどちらになるかにより、またプランが全然変わってきたり。相手を非難するほうを優先してしまって、政策などは短め。あまりピックアップされていない」 トランプ氏勝利に終わった大統領選。栄さんは対立をあおるのではなく多様性のある移民国家アメリカの良い部分が今後も続いて欲しいと願っています。 (ニューヨーク在住 栄秀吉さん)「アメリカは移民国家。だからこそ私もいま住むことができる。これからも世界をリードする、世界から尊敬されるそういう国になって欲しい」 大統領選で132年ぶりとなる返り咲きを決めたトランプ氏。鹿児島県関係者も見守る中、来年1月20日に大統領に就任します。
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