【本当に山小屋?】温泉とステーキとクラフトビールと。ホテルのように快適な赤岳鉱泉で贅沢ステイ
ウェルネスなトリップを提案する本連載では、幅広い知見を生かしてアウトドアカルチャーを提案するレーベル「焚火遊道」の猪野正哉さん、田中行太さんがさまざまな旅の楽しみ方をコーディネート。 【画像】外には満天の星が! 赤岳鉱泉だからこそ見られる、とっておきの絶景を写真でもっと見る。 第5弾となる今回は、連載初の山小屋泊を敢行。長野県・八ヶ岳にある硫黄岳の山頂を目指します。美濃戸口登山口から2時間ほど歩いてたどり着いた山小屋「赤岳鉱泉」での快適&贅沢な滞在をご紹介!
洗面付き更衣室にベッドの個室。ここ、本当に山小屋……!?
標高2,220mに位置し、赤岳や横岳、硫黄岳など南八ヶ岳を目指す登山者のベースキャンプとして人気の高い「赤岳鉱泉」。 中庭を囲うようにドーナツ型に設計された小屋の中は、ヨーロッパのコテージを思わせるレトロな空間が広がっています。 この日、ふたりが泊まる部屋は2階にある個室。板張りの壁から伝わる木の温かみ、窓に映し出される木々の緑につつまれて居心地はとてもいい。 部屋に入り、ベッドが備えられていることに驚いた星野さん。「絵画みたいに素敵なお部屋。 まさか山にいながらベッドで寝られるなんて夢みたいです」 今回は個室でしたが、山小屋で一般的な相部屋に宿泊するときは更衣室の利用がマスト。赤岳鉱泉に備えられている更衣室は6畳ほどの広さがあり、室内には姿見や洗面台まで設置されていて、着替えやメイクが快適に行えます。 「山小屋の更衣室といえば、人ひとり立てるほどのスペースがあるだけというイメージ。こんなに広くて、しかも洗面付きの更衣室はなかなかないと思う」(西原さん)
温泉で汗と疲れを流したら、中庭でコーヒーブレイク
小屋付近に湧いている鉄鉱泉の源泉をひいた風呂に入れるのも、赤岳鉱泉の魅力の一つ。湯気と檜の香りがほんのり立ち込めた浴槽にじっくり浸かり、山歩きでかいた汗と疲れを洗い流します。 サッパリして体がほくほく温まったら、中庭のウッドデッキでコーヒータイム。抜けるような青空が次第にピンクやオレンジに染まるようすを眺めながら、まったりした時間を過ごします。 山小屋に流れるゆったりした時間を、読書に充てるのもおすすめです。古今東西、さまざまな本が多く並ぶ談話室の図書コーナーを漁りにいけば、お気に入りの一冊と出合えるかも。