精神科病院が訪問看護不正、東京 通院時の面談で報酬請求
東京都足立区の精神科病院「綾瀬病院」が、患者の自宅などへ実際には行っていないのに、通院してきた際の面談を「訪問看護」として診療報酬を請求していたことが2日、病院への取材で分かった。訪問看護は患者の居宅で行うとされており、法令違反に当たる。元職員は取材に対し「訪問時間の記録を改ざんする不正も行われていた」と証言した。 【表】精神訪問看護で不正や過剰請求 主な手法
東京都が調査しており、病院側は「通院時の面談を訪問看護と扱ってはいけないとは知らなかった。報酬は返還する」としている。記録改ざんについては詳しく答えなかった。 病院は医療法人社団「綾瀬病院」(太田光世理事長)が運営しており、ベッド数は97床。