『ペルソナ5』が発売された日。法の目を盗んではびこる悪を“心の怪盗団”の主人公たちが改心させるストーリーがアツい【今日は何の日?】
※本記事は、2023年9月15日にアップした記事を再編集したものです。 現代日本を舞台に、悪いオトナの心を盗む 【記事の画像(8枚)を見る】 いまから8年前の2016年(平成28年)9月15日は、プレイステーション4(PS4)、プレイステーション3(PS3)用ソフト『ペルソナ5』が発売された日。 『ペルソナ5』では、主人公たちが“心の怪盗団”として活躍。他人の歪んだ欲望が具現化した世界“パレス”から、その歪んだ心を“オタカラ”として盗んで改心させるストーリーが展開します。 シリーズではこれまで架空の都市が舞台でしたが、本作は実際の東京が舞台になり、リアリティーがアップ。キャラクターの頭身もデフォルメではなくリアルになったので、世界に没入することができました。主人公たちのアジトである渋谷や、暮らす家がある三軒茶屋(ゲーム内では四軒茶屋の表記)は、何度も訪れることになるため、とくに印象深いですね。聖地巡礼したファンも多いのでは? 全体的に明るいイメージだった『ペルソナ4』から、いきなり雰囲気がガラリと変わってビックリしましたね。 敵として登場する人物が起こす犯罪も、体罰や虐待、詐欺など、実際に現代社会で起きているものなので、そこも深く感情移入するポイントでした。ゲームで取り扱うには重たい印象のものもありましたが、だからこそ、そんな境遇を乗り越えて立ち上がるキャラクターや、悪人の心を盗むことで苦しむ人々を救おうとする主人公たちの姿には大いに励まされました。 ゲームは基本的に『ペルソナ3』、『ペルソナ4』のシステムを踏襲していますが、変化した部分も多いです。まず、これまでのようなランダム生成のダンジョンではなく、固定マップに。ダンジョンごとに工夫のあるギミックがあり、探索が楽しくなりました。一方で、ストーリーを進めることで“メメントス”というランダム生成型のダンジョンにも挑戦可能で、たっぷりやり込むことができます。 もうひとつ大きく変わったポイントは“コープ”。前作までの“コミュニティ”に変わるものですが、今回はペルソナ合体時にボーナスを得られるだけでなく、探索や戦闘に便利な“コープアビリティ”を取得できるようになりました。政治家と仲よくなれば敵との交渉が楽になるなど、それぞれのキャラクターの設定に合った能力が手に入るのもストーリーとシステムが合致していてよかったですね。べっきぃ、いつも家事代行してくれてありがとう(笑)。 そんな本作ですが、現在プレイするなら追加要素が存在する『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』がオススメです。また、アニメ化もされていますし、『ペルソナ5 ダンシング・スターナイト』や『ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ』などの派生作品もあるので、本作の世界観やキャラクターが気になったら、こちらもぜひチェックしてほしいです。 派生作品といえば、忘れてはならないのが今年(2023年)11月17日にNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)、プレイステーション5(PS5)、プレイステーション4(PS4)、Xbox Series X|S、Xbox One、PC(Windows・Steam)で発売予定の『ペルソナ5 タクティカ』。『ペルソナ5』本編後の卒業間近から始まる物語で、デフォルメされたキャラクターたちの新たな戦いが描かれます。こちらも楽しみですね! そうそう、『ペルソナ5』の世界を舞台にしたスマートフォン(iOS/Android)向けゲーム『Persona5:The Phantom X』の動きも気になるところ。オリジナルストーリーが展開されるそうなので、期待に胸を膨らませつつ続報を待ちましょう。