当てはまってる?痩せやすい人、痩せにくい人の「冷蔵庫」の違いに納得
「何度もダイエットにチャレンジしたけど、なかなか体重が減らない・・・。そう感じている人は、ダイエットの前にキッチンを見直す必要があります」と語るのは、管理栄養士・森由香子氏。“痩せにくいキッチン”には、知らず知らずのうちに食欲を刺激したり、食べる量を増やしたりしてしまう“痩せにくいポイント”があるのだとか。今回は、氏の著書『ダイエットしたい人のやせるキッチン』(青春出版社)から、痩せやすい冷蔵庫作りのヒントを少しだけお届けします。 ◇ ◇ ◇
太りやすい人の冷蔵庫の中は、「栄養」がすでに偏っている!?
栄養指導をしていると、「そんなに食べていないのに、なぜか太るんです」とおっしゃる方が少なくありません。でも、よくお話をうかがってみると、必ず何かしら太りやすい原因があるものです。 太る原因の意外な盲点になっているのが、栄養素の偏り。私たちの体は、さまざまな食品を食べて幅広い栄養素をとることで代謝がよくなり、太りにくく痩せやすくなるようにできています。ですから、日々口にしている食材に偏りがあると、栄養素も偏り、食べている量の割に、どうしても太りやすくなってしまうのです。 もしあなたが思うように痩せないと感じているなら、まずは冷蔵庫の中身をチェックしてみましょう。冷蔵庫を見れば、あなたの食生活の問題点が自然と見えてくるはずです。
そのとき役に立つ合言葉が、「かきくけこ、やまにさち」です。 ひとつひとつの言葉の意味は、 ・か→海藻 ・き→きのこ類 ・く→果物類 ・け→鶏卵(卵) ・こ→穀類・いも類 ・や→野菜 ・ま→豆(大豆)類・種実類 ・に→肉 ・さ→魚(魚介) ・ち→チーズなどの乳製品・牛乳 です。 これらの食材をすべてバランスよく食事に取り入れていれば、栄養素の偏りもなくなり、自然と痩せやすい体になっていきます。さっそく冷蔵庫の中身をすべて出してテーブルに並べ、「かきくけこ、やまにさち」がひと通りそろっているか、特に多い食材や不足している食材はないか、確認してみましょう。 冷蔵庫は「食べたいものを入れておくところ」ではなく、「自然と痩せるための健康資産を蓄えるところ」と考えるようにしましょう。