ふくらPの“人生を変えた分岐点”とは?「先生に反対されても…」幼少期から消えないクイズへの情熱
幼少期からクイズに魅了され、憧れていたクイズ作家という夢も叶えたふくらP。そんな彼の人生を改めて振り返ってもらうと、「クイズにハマってなかったときの記憶がない」という言葉がすべてを表している気がした。 【画像】伊沢拓司・ふくらPも所属している「QuizKnock」メンバー 現在発売中の『Quick Japan SPECIAL:QuizKnock「僕たちの現在地」』から、ふくらPソロインタビューの一部を特別に公開。今も昔も変わらない、クイズの楽しさとは?
先生を説得して出場した『高校生クイズ』
──ふくらPさんにとっての人生のターニングポイントをお聞きしたいです。 ふくらP 最初は、中学生のときに『高校生クイズ』(日本テレビ)を観たことですね。それまでもクイズ番組はけっこう観ていたんですけど、すごく頭のいい人がすごく難しい問題に答えている、みたいなものに最初に触れたのは『高校生クイズ』かなと思います。 その次は、『最強の頭脳 日本一決定戦! 頭脳王』(日本テレビ)の作家をやったことです。その番組で出される問題を作ったのが、クイズ作家として本格的に活動した最初の機会だったと思います。それまでもサークルではクイズを作っていたんですが、人に見られるクイズということや、ただ解いてもらうだけじゃなく、視聴者も楽しませるということ、お金を稼ぐためにクイズを作ったということも初めての経験でした。 あとはやっぱり、伊沢(拓司)に誘われてQuizKnockに入ったことと、YouTubeを始めたことですかね。 ──そもそもクイズにハマったのは何歳ごろでしたか? ふくらP 小学生のときですかね。ただ、クイズにハマってなかったときの記憶がないんですよ。なので、クイズにハマるようになったターニングポイントは存在しないんです。 ──クイズ番組は、どのようなものを観ていたんでしょう? ふくらP 『(脳内エステ)IQサプリ』(フジテレビ)とか、『(クイズ!)ヘキサゴンII』(フジテレビ)、『クイズタイムショック』(テレビ朝日)、『サルヂエ』(日本テレビ)などをよく観ていましたね。親が好きでよくテレビで流れていたので、それを一緒に観ておもしろいなと思っていました。 ──そのあとふくらPさんも『高校生クイズ』に出場されていますが、高校にはクイズ研究会がなかったそうで。どのようなかたちで『高校生クイズ』に参加されたんですか? ふくらP 高校に入学したら、まずクラスで自己紹介するじゃないですか。そのときに「『高校生クイズ』に出たいと思っています」みたいなことを言っていたと思います。だけどクイズ研究部などはなかったので、ちょっとクイズが好きそうな子を誘いました。 ──『高校生クイズ』には何年生のときに参加しようと決めたんですか? ふくらP 最初は、高1で出ようと思っていたんです。でも、学外活動届けみたいなのを出さなきゃいけなくて、学校から許可が下りなかったのもあり、あきらめました。でもその年の『高校生クイズ』のオンエアを観て、「こんな簡単にあきらめてよかったのか? やっぱり出たい」と思い、高2のときに「この思いはそんなもんじゃないんだ!」と先生に言って出場しました。 ただ、そのときは香川県大会の決勝で負けてしまったんです。それが悔しくて、もともと「高3の夏なんて(大学受験があるから)絶対に出せない。高2だけね」と言われて出場させてもらっていたんですが、高3になってから「今年も絶対に出たいです」と先生に強く交渉して、出させてもらいました。