ゲームボーイ世代直撃な縦型Androidデバイス「AYANEO POCKET DMG」を試す
きれいなディスプレイで原神がプレイできる Androidゲーム機としては大満足のパフォーマンス
ベンチマークテストで、AYANEO POCKET DMGのパフォーマンスを数値で確認できたので、続いてはAndroid向けのゲームで動作が重たい「原神」を実際にインストールして動作を確認した。 原神のインストール後に、パフォーマンスモードをGameモードに指定した上で、ある程度動作を確認してみたところ、ゲームプレイ中に特にカクツキなども感じられず、快適にゲームをプレイできた。 よって普段はBalanceモードに設定した上で、描画されるオブジェクトが増えるなどが原因で動作にカクツキを感じた場合は、Gameモードに切り替えてもよさそうだ。 ゲームパフォーマンス以外では、ディスプレイが3.92型と、最近のスマホと比べるとサイズが小さい。そのせいで「ゲームUIなどが見づらいのではないか」と懸念していたが、ディスプレイの発色自体がきれいなこと、解像度が1240×1080ピクセルであることもあってか、プレイに支障をきたさないことが分かった。 原神をAndroidデバイスでプレイしたことがある方なら知っているかもしれないが、キャラクターの移動や攻撃、ジャンプなどのアクションはディスプレイをタッチして操作するようになっている。 AYANEO POCKET DMGはタッチパネルディスプレイを搭載しているので、もちろん画面をタッチして操作も可能だが、せっかくのジョイスティックやボタンが利用できないのはもったいし、ゲームプレイ時の大きな課題となる。 そんな課題を解決するために、AYANEO POCKET DMGではゲーム毎にキーマッピング設定が用意されており、設定画面を表示すると上図の通りゲームUI上にオーバーレイで表示される。 ゲームを新しく追加する度に、キーマッピング設定が必要になるのが少し面倒だが、ジョイスティックやボタンを割り当てる位置を指定すると、本体のジョイスティックやボタンでゲームをプレイできるようになっている。 最近はGoogle Play ストアで過去のドラゴンクエストシリーズなどのリメイク作品が公開されているので、Nintendo Switchで「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」が流行っている中、あえてポケットサイズの本機で、過去のタイトルのリメイク作品を楽しむのも良さそうだ。