パワハラ相談を数年間にわたり放置、大阪母子医療センター総長ら懲戒処分…加害の主任部長は退職で処分できず
男性は「マラソンで42キロを走った後、残り195メートルを他人にゴールされるような仕打ちだった。信頼関係を築いてきた患者さんに申し訳なかった」と振り返る。
男性は退職前、「被害者をこれ以上増やしたくない」とパワハラの詳細をセンターに伝え、改善を求めた。だが、訴えが放置されていたことを調査報告書を読んで初めて知り、「がくぜんとした。もっと早く対応していれば、ここまでの事態にならなかったのでは」と批判した。