【インドネシア】ロボット製造FUJI、バタムに現法設立
電子部品実装ロボットの開発・製造・販売を手がけるFUJI(愛知県知立市)は25日、インドネシアのリアウ諸島州バタム島に現地法人を設立したと発表した。地政学リスクの高まりやサプライチェーンの多様化を背景に製造拠点の分散化が注目される中、移転先として重要性を増す東南アジアでの需要増に応え、現地のニーズへの迅速な対応と高品質な技術サポートを提供する。 現地法人は、シンガポールに拠点を置くグループ会社の全額出資子会社。資本金は100億ルピア(約9,767万円)。従業員数は10人。10月24日に現地法人の開所式を開催した。 FUJIは2024年度を初年度とする中期経営計画の基本方針として「既存事業の拡大と収益力強化」を掲げている。今回のインドネシアでの現地法人の設立はその一環で、グローバル市場における競争力のさらなる強化を目指して拠点の拡充を進めていくとしている。