酒井宏樹が海外移籍へ向け浦和レッズを離脱…ファンへ感謝「絶対に忘れることはありません」
浦和レッズは24日、DF酒井宏樹が「海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため」チームを離脱することを発表した。 2009年に柏レイソルのトップチームに昇格した酒井。その後2012年にハノーファーへ加入しブンデスリーガ挑戦をスタート、2016年にはマルセイユで主力を担いファン投票による年間MVPに輝くなど、フランスの名門で輝きを放った。そして2021年に浦和へ加入してJリーグに復帰すると、2023年にはAFCチャンピオンズリーグ制覇に貢献した。 日本代表としてもワールドカップ3大会に出場するなど経験豊富な34歳DFだが、海外クラブへ移籍することになるようだ。浦和は「今後につきましては、正式に決定次第、あらためてみなさまへお伝えさせていただきます」とし、チームを離脱することを発表。本人は公式HPで以下のように感謝を述べた。 「このたび、海外クラブへの移籍に向けた準備のため、チームを離れることになりました」 「2021年 6月にマルセイユから浦和レッズに加入して以来今日まで、伝統ある偉大なクラブの一員として、一つでも多くのタイトルをファン・サポーターのみなさんと共に獲得したいというおもいで、1試合1試合全力で闘ってきました」 「その中でも自分が浦和に移籍してきた最大の目標、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2022での優勝は自分にとって、とても特別なものになりました。ACL決勝第1戦で大アウェイの中、サウジアラビアまで足を運んでくれたファン・サポーター約700人の姿。あの光景と後押しは今でも鮮明に、脳裏に焼き付いています。みなさんの熱いおもいと一緒に獲ったACLのタイトルは、今後自分がどのようなキャリアを進むとしても、絶対に忘れることはありません」 「こうした時期にチームを離れることは非常に難しい決断でしたが、マルセイユから浦和レッズへの移籍を決めたときと同様に、自分の新たなる目標と挑戦のためには必要な決断でした。必ずまたこの挑戦を成功させ、素晴らしいキャリアと生活を得られるよう頑張ります」 「最後に、自分のおもいを理解し尊重してくれたクラブに感謝しています。そして何よりもこの3年間、自分に愛情を注いでくれた浦和レッズに関わる全てのみなさんには感謝しかありません」 「本当にありがとうございました」