高校・中学生図書委員の“推し本” 市立図書館で展示/京都府福知山市中央館
京都府福知山市駅前町の市立図書館中央館2階ティーンズコーナーに、図書委員の中学生、高校生が選んだ「おすすめ本」が展示されている。作品の魅力を伝えるキャッチコピーやあらすじ、イラストを添えた手作りポップで、それぞれの“推し”がよく分かる。 小学校の一室から始まった 市立図書館が開設100年 土師の福知山高校と附属中学校の図書委員会内チーム「プロジェクトL」が、夏休みに読書をしてもらおうと、2015年から続けている取り組み。 おすすめ本は各クラスの図書委員が選出した約40冊で、『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』(汐見夏衛)▽『告白』(湊かなえ)▽『風が強く吹いている』(三浦しをん)などが並ぶ。ほかにも歴史小説やファンタジー、絵本や漫画など、幅広いジャンルがそろった。 また、花びらを模した紙に、来館者が夏の思い出を書き、大きなヒマワリを作り上げるコーナーも設けている。 展示作業に訪れたメンバーたちは、設置した棚に本と手作りポップを丁寧に置き、紙で作ったアジサイやアサガオなどの花を飾り付け、目を引くように工夫した。チームリーダーの足立篤志君(高校1年)は「ポップ一つひとつに、書いた人の思いがこもっているので、目を通してもらえたらうれしい」と話していた。 展示は8月25日まで。