鴻海の売上高、拡大の見通し-4~6月は増収増益、AIサーバー好調
(ブルームバーグ): 米アップルのスマートフォン「iPhone」などを受託生産する台湾の鴻海精密工業は14日、7-9月(第3四半期)と2024年通期の売上高が拡大するとの見通しを示した。人工知能(AI)アプリを動かすサーバー需要が堅調で、4-6月(第2四半期)は増益となった。
4-6月の純利益は350億台湾ドル(約1600億円)と、アナリスト予想とおおむね一致。売上高は19%増の1兆5500億台湾ドルと、市場予想を上回った。米エヌビディアのAIアクセラレーターを搭載するサーバーをデータセンター運営会社に供給する事業の拡大が大きく寄与した。
鴻海は世界の大手ハイテク企業の多くとの緊密な関係や、製造に関する深い専門技術をてこに、世界のAIサーバー市場の40%を確保することを目指している。投資家がAIへの取り組みを評価する中、鴻海の株価は年初来で80%近く上昇している。
原題:IPhone Maker Hon Hai Sees Sales Rising as AI Nudges Profit Up(抜粋)
(c)2024 Bloomberg L.P.
Jane Lanhee Lee