「りくりゅう」ペア、フィギュア全日本選手権5年ぶり優勝 SPに続きフリーも1位
◇22日 フィギュアスケート 全日本選手権最終日(大阪府門真市・東和薬品ラクタブドーム) ペアはフリーを行い、昨季世界選手権2位で今季グランプリ(GP)ファイナル2位の三浦璃来(23)、木原龍一(32)組=木下グループ=が合計212・33点で2度目の優勝を果たした。ショートプログラム(SP)1位で臨んだフリーも1位の138・17点をマークした。 最終4番滑走で登場した「りくりゅう」ペアは冒頭で高さのあるツイフトリフトを決めた。続く3連続を予定していたサイド・バイ・サイドのジャンプは木原の着氷が乱れて単独の2回転トーループになるなどしてGOE(出来栄え点)で減点を受けたが、3本目の3回転ループのスロージャンプを三浦が降りて1・07点の加点を獲得してカバー。3本のリフトやペアコンビネーションスピンを最高のレベル4とするなど構成要素をしっかりまとめて5年ぶりの全日本制覇につなげた。 今季は第4戦・NHK杯などGPシリーズに2戦出場したSP2位の長岡柚奈(19)、森口澄士(22)組=木下アカデミー=がフリー2位の114・86点をマークして合計176・68点で2位。3位はSP3位で合計136・72点だった清水咲衣(19)、本田ルーカス剛史(22)組=木下アカデミー。また、フリーダンス(FD)を実施したアイスダンスはリズムダンス(RD)1位の吉田唄奈(21)、森田真沙也(21)組=木下アカデミー=が合計176・21点で初優勝した。
中日スポーツ