「にらみそ」をわが家の味に 芦北町の大野温泉センター バイキングの人気メニュー商品化 地域おこし隊の德永さん
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芦北町地域おこし協力隊の德永梓さん(38)が、大野温泉センターのバイキングで人気のにらみそを「お母さんのにらみそ」と名付けて商品化した。「家でも食べたい」という客の声に応え、センターの直売所で販売している。 にらみそは、バイキング主任の大瀬富子さん(68)が15年ほど前に作ったのが始まり。「子どもの頃、祖母が作ってくれた『あぶらみそ』にニラを加えてアレンジした」という。作り方は簡単で、刻んだニンニクとニラをごま油で炒め、みそと砂糖を入れて軟らかくなるまで煮詰める。 7月から協力隊として活動する德永さんが「大野温泉独自の商品を作りたい」と、にらみそに着目。商品化に当たって保存が効くよう酢を加えた。瓶のラベルには大瀬さんをモデルにした〝お母さん〟を描いた。 「お母さんのにらみそ」は130グラム、760円。德永さんは「ご飯が進む味で野菜スティックにつけてもおいしい」とアピールする。バイキングスタッフの似顔絵を入れた「よかよかてぬぐい」(820円)も商品化。今後は地元の特産品を使ったジェラート作りにも挑戦したいという。(久保田尚之)