マイクロソフト、自律型AIエージェント開発ツール提供 11月から
[21日 ロイター] - マイクロソフトは21日、人間がほとんど介入することなく自律的に動作する、自律型人工知能(AI)エージェントを構築できるサービスを11月から提供すると明らかにした。 マイクロソフトのアプリ「コパイロット・スタジオ」で自律型AIエージェントを開発できる。アプリがコードの編集などを支援するため、プログラミングの知識はほとんど必要としない。あらかじめ作成された10種類のエージェントも用意し、サプライチェーン管理、経費管理などの日常的なタスク実行に利用できるようにする。 このツールを事前に試したマッキンゼーは、対話履歴のチェック、案件に適したコンサルタントの特定、フォローアップミーティングの設定などにより顧客の問い合わせを管理できるエージェントを作成した。 ビジネス・産業コパイロットのコーポレートバイスプレジデント、チャールズ・ラマンナ氏は、「(チャットボットの)コパイロットがAIのユーザーインターフェースだということだ」とし「社員一人一人がコパイロット、つまり個人用AIエージェントを持ち、コパイロットを使って外部に存在する大量のAIエージェントと接続し相互に作用する」とロイターに述べた。