コンテ、ミラン指揮官就任の可能性は?右腕が見解「インテルとのギャップを埋められる」
イタリア人指揮官アントニオ・コンテ氏の元アシスタントコーチであるクリスティアン・ステッリーニ氏が13日、ミラノの地元メディア『テレロンバルディア』のインタビューに応じ、コンテ氏の去就に言及した。 過去にユヴェントスやインテルを率いてスクデットを獲得するなど、イタリアで輝かしい実績を残してきたコンテ氏。昨年3月末にトッテナムの指揮官を退任した後はフリーとなっているが、来シーズンに向けてミランやナポリなどの次期監督候補として去就が注目されている。 そんな中、2010-11シーズンのシエナ時代からコンテのスタッフを務め、トッテナムやインテルではアシスタントコーチとして活躍した右腕のステッリーニ氏は、コンテ氏の近況について語った。 「現場へ戻りたい気持ちは大きいはずだ。この1年も仕事と情報収集をして過ごした。アントニオは常に情報を更新し、成長することを望んでいて、今冬は素晴らしい取り組みをしていた。次の冒険があるとしたら、戦術面において新たな変化があるだろう。我々はこの点にかなり力を入れてきた。コンテはより予測不能で現代的なプレーをもたらすことを望んでいる」 またステッリーニ氏は、コンテ氏の新天地の候補としてミランについて問われると、自身の見解を示した。 「コンテは優勝できるチームしか望んでいないかって? 特に制限は存在しないと思う。それはコンテに対するレッテルであって、時には笑ってしまうこともある。ミラノとトリノなら何を選ぶか? コンテは金銭条件の他には、プロジェクトを選択するだろう」 「ミランのようなビッグクラブは全てコンテに適したプロジェクトになり得る。最初から却下することはない。ただ、私とアントニオで話し合ったわけではないけどね……。しかし、偉大なチームと偉大な指揮官を結びつけずにはいられないだろう。これは他の多くの偉大な指揮官と全てのチームに当てはまることだけどね」 「ミランは強豪で、2位のチームだ。確かにインテルとの間に埋めなければならないギャップがあるが、コンテはこれまでの経験の中でそのギャップを埋めることに成功してきた。ユーヴェへやって来た時はミランがその上にいたが、ユーヴェが優勝した。ユーヴェが9連覇した後でコンテがインテルへ行けば、それが覆された。(ラファエウ)レオンはコンテとうまくいかないと言われているって? コンテの過去の経験を踏まえると、彼のような選手はさらなる成長のステップを踏める傾向にある」