バルセロナから解任されたシャビが警告「新監督に告ぐ。 君は…」
バルセロナから解任されたシャビ・エルナンデス監督が次期指揮官について「苦しむことになるだろう」と語った。イギリス『BBC』が報じている。 【写真】バルセロナが獲得を狙う元U-15日本代表の20歳 シャビ監督は今年1月にシーズン終了後の退任を表明したが、そこからチームの成績が上向いたこともあり、4月に来季続投で合意。ところが、今月に入ってクラブの財政難に関する発言がジョアン・ラポルタ会長の怒りを買ったと報じられ、急転直下の解任に至った。 バルセロナでは2021年11月から指揮を執り、就任後初のフルシーズンとなった昨季にラ・リーガとスペインスーパーカップを制覇。今季はリーグ戦で王者レアル・マドリーに勝ち点10差をつけられて2位に終わり、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)も準々決勝で敗退していた。 シャビ監督は26日のラ・リーガ最終節セビージャ戦後、自身の後任に向けてコメント。「新監督に告ぐ。 君は苦しむことになるだろう。ここはとても複雑な場所だ。これは難しい仕事だし、忍耐強くなければならない」と注意を促した。 また、クラブでの仕事が「十分に評価されていない」と主張したシャビ監督は「私は多くの場面で何度も標的にされてきた」と振り返り、解任の決定について「受け入れるしかなかった。その主張に同意するかどうかは問題ではない」と言及。「バルセロナの監督をするのはとても難しい。先週は大変だったが、私は良心がはっきりしている。誇りに思うし、幸せだ」と述べている。 このシャビ監督の発言があった3日後、クラブはかねてから噂されていたハンジ・フリック氏の新監督就任を正式発表した。契約期間は2026年6月30日までの2シーズン。前任者が警鐘を鳴らしたように“茨の道”となるのだろうか。