「僕たちを越えるくらい楽しめ」日ハム達投手、天理後輩へ センバツ
夢をかなえ、プロの道に進んだ先輩から、これから甲子園の舞台に挑む後輩へ――。第94回選抜高校野球大会(毎日新聞社など主催)に出場する天理。2021年の前回センバツでチームを4強に導き、日本ハムファイターズに入団した達孝太投手が同校の卒業にあたり、熱いメッセージを送った。【広瀬晃子】 【あのドラ1も】昨年センバツからプロの扉開いた選手たち 達投手は日本ハムの本拠地・北海道から奈良へ戻り、2月23日の卒業式に出席。新型コロナウイルス感染防止のため、恒例行事となっていた式後のグラウンド訪問は実現しなかったが、後輩たちへの思いを色紙にしたためた。「僕たちを越えるくらい楽しめ」。2年間、苦楽を共にした後輩たちに、精いっぱいのエールを込めた。 メッセージを受け取った戸井零士主将(2年)は「先輩方が大舞台を楽しんでいる姿を見てきた。今年のチームは、それを越えるぐらい楽しんでプレーしたい」と激励に応じるコメントを寄せた。 達投手は193センチの長身から繰り出す角度のある直球が持ち味の本格右腕。2年秋からエースとして活躍し、21年センバツでは3試合で先発、完封勝利などで1997年以来24年ぶりの4強入りに貢献した。21年秋のプロ野球ドラフト会議で日本ハムから1位指名を受けて入団。今後の活躍が期待されている。