大の里、名古屋場所に向け稽古開始 成績次第で一気に大関の期待も「しっかり基礎を積んでから」
大相撲の新関脇・大の里(24=二所ノ関)が2日、愛知県安城市の部屋で名古屋場所(14日初日、ドルフィンズアリーナ)に向けて稽古を開始した。 午前8時から若い衆とともにスタート。四股、スクワット、すり足と基本運動を徹底し、最後はぶつかり稽古で締めた。「(初日までの)残る日数を考えて準備していく。素晴らしい環境に感謝して、結果で応えられるようにしっかり頑張りたい思いです」と決意を口にした。 先場所は12勝3敗で史上最速、所要7場所目の優勝を飾り、今場所は関脇に昇進した。今年初場所の新入幕から11勝→11勝→12勝と常に優勝争いに絡む活躍で、今場所も成績次第で一気に大関昇進の期待もある。 大の里も前日の番付会見で「上を目指していかないといけない」と意欲を隠さなかった。大事な場所。出稽古の予定も「何も考えていません」とし、「まず部屋でしっかり基礎を積んでから。いつも通り、しっかりやっていきたい」と意気込みを語った。【実藤健一】