小笠原慎之介のMLB移籍意向に米メディアも熱視線 中日ドラ1戦士に潜む「潜在的な危険信号」とは?
中日・小笠原慎之介の去就が話題沸騰となった。10月7日に今オフのメジャー挑戦を目指し、球団にポスティングシステムの申請を要望する意向が明らかになった。 チームにとっては貴重な左腕エースだ。2015年にドラフト1位で入団して以来、8年間で41勝(54敗)、防御率3.71、WHIP1.30の好成績を収めてきた。退団となれば、立浪和義監督の退任に伴う再建期にある中日にとっても小さくない影響は必至だ。 無論、中日が容認するかどうかが大前提ではある。しかし、すでに米大手エンターテインメイト会社『WME』と代理人契約を締結したという小笠原は準備を着々と進めている。 海を渡る決意を固めた26歳の左腕の去就は、早くも米メディアで小さくない話題ともなっている。 メジャーリーグを中心に球界のありとあらゆる移籍情報を発信している米専門サイト『MLB Trade Rumors』は「NPBでのキャリアを通してオガサワラの制球力は向上し続けているが、決して三振は多くはない」と指摘。さっそく小笠原のポテンシャルを占っている。 「今シーズンの三振率の低さは、メジャーリーグのスカウトマンたちの潜在的な危険信号となることは間違いない。オガサワラがMLB球団からどの程度の評価をされるかはまだ分からないが、スカウトたちはすでにドラゴンズでの彼の活躍に注目している。ゆえに今年のフリーエージェント市場で人気銘柄になり得る先発候補の一人となる」 今後は中日がMLBにポスティングを正式申請がされ次第、45日間に限定される交渉が正式解禁。そこから獲得希望球団からの入札を期限まで待つことになる。 果たして、小笠原への評価はどこまで上がるのか。日本人左腕では、昨季にカブスに入団した今永昇太が声価を高めただけに、スカウト陣の動静に注目が集まる。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]