「人間の遺体」がギュウギュウ詰めにされ…《小さな町が大パニック》火葬されていない200体以上の遺体が見つかった「戦慄の現場」
骨つぼに入れていたもの…
この男は、なんと10年間にもわたり、火葬をしたふりをして遺体を放置し続けていたというのだ。警察の取り調べによると、「焼却装置が作動しなかった」などと供述しているが、その故障が起きていたのは遡っても数年前からということがわかった。 一方、見つかった遺体には10年以上前と見られるものもあり、故障はただの言い訳に過ぎないことがわかる。 しかし、ここでひとつの疑問がよぎるだろう。なぜ10年間以上もバレなかったか。 そもそも火葬したらその遺骨は骨つぼに入れられて、遺族の手にわたる。しかし、この火葬場では遺体を火葬せずに放置していたので当然骨つぼに入れる骨はなく、すぐさま遺族にバレてもおかしくない。 じつは、この経営者の息子は遺族をも騙していた。 骨つぼは渡すのだが、なかに骨ではなくセメントの粉を入れていたのである。さらに木材チップの灰を入れている場合もあった。それらを遺骨と称して遺族にわたしていたのだから悪質である。この経営者の息子は、地元警察から詐欺などの容疑で起訴された。 愛する家族の骨だと思って墓に入れていた、あるいは家に置いていた骨つぼの中身が、じつはただのセメントだったとしたら、どう思うだろうか。遺族の感情を踏みにじる行為だろう。 ―――― 【さらに読む】〈「24歳女性の遺体」から衣服をはぎ取り…熊本県の42歳火葬場職員が手を染めていた「鬼畜の所業」〉もあわせてお読みください。
下駄 華緒(元火葬場・葬儀屋職員)