中田英寿&松田直樹のアトランタ五輪“飛び級”選出理由を西野朗が明かす「世界をいち早く経験」
「Jリーグでも抜群に、コンスタントにやっていた」
1996年のアトランタ五輪でU-23日本代表を率いた西野朗氏が、前園真聖氏のYouTubeチャンネル「おじさんだけど、遊んでもいいですか?」に出演。中田英寿氏と松田直樹氏について語った。 【動画】西野朗が96年の中田英寿&松田直樹を語る! 西野氏は、当時19歳の2人を“飛び級”で選出。95年ワールドユース(現・U-20ワールドカップ)の出場経験が理由の一つだったと振り返る。 「ワ―ルドユースを経験しているでしょ。唯一、世界をオリンピックよりもいち早く経験したなかで、世界を感覚で持っている。そのなかでも、抜群にオリンピック(代表)に上げても問題ない。成長していった2人」 もちろん、Jリーグでの活躍も確認していた。西野氏は「結構追いかけたよね。国内のパフォーマンスを。世界大会を経験しているとはいえ、国内でどのぐらいなパフォーマンスを常に出しているとか。Jリーグでも抜群に、コンスタントにやっていた」と回想する。 一方、人間性は掴み切れていなかったとも明かす。 「2人の性格までは見抜けない。ユースの頃にやってないし。リーグに行って話しかけても、そっけないし。直樹には『ふーん』みたいな感じでされたし、最初は。だけど、パフォーマンスはオリンピックの力になってくれるんじゃないかと思って追いかけていた」 西野氏に見出された2人は、アトランタ後もシドニー五輪や日韓ワールドカップでも共闘するなど、日の丸を背負って活躍した。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部