レギュラーになれるのか…伸び悩む元有望株(5)ファームでは”無双”も
オフシーズンを迎えているプロ野球。今季も将来を担う若手たちの台頭が見られた一方で、なかには毎年のようにレギュラー定着を期待されながらも、伸び悩んでいる選手も少なくない。そこで今回は、レギュラー候補と目されながらも、苦しみ続けている選手をピックアップする。
リチャード
出身:沖縄県 投打:右投右打 身長/体重:189cm/123kg 生年月日:1999年6月18日 ドラフト:2017年育成選手ドラフト3位 毎年のように覚醒を期待されながら1軍に定着できないリチャードも、伸び悩んでいる一人と言っていいだろう。 沖縄尚学高校での甲子園出場こそないものの、恵まれた体格から描くアーチは、スカウトから大きな注目を集めた。その後、2017年育成ドラフト3位でソフトバンク入り。 2020年に支配下契約を勝ち取り、同年はファームで12本塁打。翌年もファームで成績を残すと、念願の1軍デビューを果たす。プロ初ホームランがグランドスラムと印象的な打撃も見せ、シーズン7本塁打を記録した。 レギュラー定着の足がかりを掴んだように見えたが、その後は1軍に定着できず、ファーム暮らしが長くなっている。 今季もファームでは打撃2冠(本塁打・打点)を獲得したが、1軍では22試合出場でノーアーチと低迷。潜在能力を発揮できないシーズンが続いているが、満を持しての覚醒を期待したい。
ベースボールチャンネル編集部