センバツ甲子園 宮崎商、初戦は天理(奈良) 大会2日目第1試合 /宮崎
第93回選抜高校野球大会の組み合わせ抽選会が23日、オンライン形式であり、宮崎商は開幕2日目の3月20日の第1試合(午前9時開始)で、近畿ブロック選出の天理(奈良)との対戦が決まった。【塩月由香】 ◇「失点を抑えれば勝機」 この日午後2時、会場とウェブカメラでつないだ校内の情報実務実習室で、くじを引く順番を決める予備抽選がスタート。宮崎商の中村碧人主将(2年)がア~ミの32文字が書かれた封筒の中から、宮崎県にちなみ「ミ」と口頭で選んだ。4番と書かれた紙を引き当て、笑顔を見せた。 3時からの本抽選では、2年生を中心とした部員とマネジャー計33人も加わり待つこと約17分。中村主将が今度は橋口光朗監督にちなんだ「ハ」の封筒を選び、対戦相手が天理と決まった。 報道陣のインタビューで天理の強力打線と対戦する意気込みを聞かれた右腕エースの日高大空投手(2年)は「残り1カ月で制球力をしっかり磨きたい」と笑顔ながらもきっぱり。橋口監督は「相手は有名校である分、こちらは研究できる。失点を抑えられれば勝機はある」と話した。 ……………………………………………………………………………………………………… ◇天理 天理教校として1900年に設立、野球部は01年創部。25回目となるセンバツは54年に初出場、97年に全国制覇。夏は28回出場し、2度優勝している。2020年秋の近畿地区大会はベスト8に甘んじたが、県予選では最速140キロ台後半の長身右腕・達孝太投手の好投などで2年ぶり24回目の頂点に立った。打線も瀬千皓選手ら好打者がそろい下位まですきがない。長打に頼らずとも単打を重ね、着実に加点するのが強み。