「ペットの家族化」で広がる企業の“新制度”
ペットを家族の一員と考える人が多い中、ある企業が従業員の新しい働き方を取り入れています。 【映像】オフィスに同伴したイヌたち 都内の広告代理店に勤める山本さん。朝の通勤ラッシュを避けて出社するのには理由があります。 「パソコンを背負ってイヌを抱えていて…」(山本さん) 山本さんは愛犬のティーカッププードル「ナナちゃん」とともに出勤です。こちらの企業では、12月から試験的にオフィスにイヌを同伴できるようにしました。 「まさか一緒に会社に来られると思わなかったのですごくうれしかった」「他部署の人に声をかけていただけるのでそういった交流が生まれるのは楽しい」(イヌを同伴した従業員) イヌを飼っていない同僚からの評判も上々のようです。 「こうやって近くにいると癒されるのですごくいいなと思う」(同僚) この制度を導入した背景には、家族というものへの考え方があったといいます。 「ペットはもはや家族ですので、ペットも丸ごと連れ込めるような職場環境を作るというのが(新制度を導入した)大きな理由の一つ」(TBWA HAKUHODO・二階晋平さん) 現在は事前の申し込みで25kgの中型犬まで同伴できオフィスでは、リードにつないだままにするなどのルールも決められています。2025年4月には本格的に運用を開始し、将来的には大型犬やほかの動物も対象にしたい考えです。 ペット保険相談サービスのアンケートによりますと、99%以上の人が飼っているイヌとネコを家族と考えているそうで、“ペットの家族化”が進んでいることがわかりました。 衛生用品の大手メーカー「ユニ・チャーム」では、ペットが死んだ場合に特別休暇を1日取得でき、ファッション通販サイトなど運営する「ZOZO」では、社員が家族と認める動物へのサポートにも「家族時短制度」を使えるということです。 このように、多くの企業で従業員の働き方にあった新しい制度の導入が広がりをみせています。(ANNニュース)
ABEMA TIMES編集部