『バントマン』主演の鈴木伸之が本気で取り組んだ“役作り”「素振りは毎日50~100回ぐらい」
スポーツ選手かと見紛う様な体躯と爽やかな笑顔が印象的な俳優・鈴木伸之さん。しかし、これまで彼が演じてきたのは印象とは真逆なクズ役も多く、それは過去のインタビューで本人も認めている。最近は、CMでお笑い芸人とコミカルな掛け合い(しかも役は織田信長!)を見せたり、ドラマ『ファースト・ペンギン』では”お助けマン“的な若手漁師役を演じるなど別な側面も見せ始めている。そんな鈴木さんにとってのCHANGEは……。【第2回/全3回】 ■【画像】『バントマン』主演の鈴木伸之が本気で取り組んだバッティング練習、ドラマ公式Xのオフショット動画 2010年8月に行われた「第3回劇団EXILEオーディション」に合格し、俳優の道を歩み始めることになった鈴木伸之さん。俳優の仕事を始めて間もない10代の頃は現場に遅刻することが多かったとか。 「成長痛が酷かったんですよ。でも、成長痛って大抵は子供が罹るから僕はそんな歳でもないか(笑)。低血圧……でもあったんですかね(笑)。とにかく本当に起きれなかったんです。遅刻の回数が増える度に目覚ましの数も増えていって。ババババ……って爆発音みたいなのが鳴るのも買ったんですけど利かなかった」 その後、周囲の大人の人たちから「そんなことしていては人としての信用を失うぞ」と諭され、年齢と共に意識や体調が変わったこともあってか、いまでは遅刻するようなことは無い。 そんな鈴木さんは、現在放映中のドラマ『バントマン』で主演を務めている。中日ドラゴンズで活躍するも戦力外通告を受けてしまった元プロ野球選手・柳澤大翔が、バントでランナーを進め得点を得るように“バントマン”となって誰かの幸せにためにサポートする……柳澤の第2の人生を描くスポーツエンターテインメントだ。 「オファーを聞いた時は自分が小さい頃から憧れていた存在、夢の人物を演じるということに不思議な縁を感じましたね。同時に、自分が追いかけてきたからこそ、役とは真剣に向き合わないといけないという思いが沸き起こってきました」