『バントマン』主演の鈴木伸之が本気で取り組んだ“役作り”「素振りは毎日50~100回ぐらい」
素振りは毎日50~100回ぐらい
柳澤はドラゴンズでスラッガーとして活躍していた。 「最初は野球を経験していたので、“出来るんじゃないかな”と思っていたんですけど、撮影が始まると直ぐに“これは本格的に野球に取り組まないとダメだ”って気付いたんです。 そこからはほぼほぼ毎日素振りをしました。王さんみたいに日本刀を持って……なんてことは無かったですけど(笑)。スタッフさんが道具を一式揃えて下さったので、それを家に持ち帰って素振りは毎日50~100回ぐらい、そしてボールに触れるということを大切にしてやりました。 バッティングセンターにも通いましたね。野球指導として元巨人内野手の辻東倫さんという方が参加されていたので技術的なアプローチを受けたこともありました。撮影中もフォームで気になるところがあれば、どうしたら良いのかアドバイスを受けたりして、自分でも確認しながらやっていました」 柳澤は、プロ入り初ヒットが初ホームランという華々しいデビューを飾ったものの、相次ぐケガにも悩まされ、スランプに陥り、戦力外通告を受けたという設定だった。 「一軍で活躍できなかった選手や、辞めて10年後は全く別の職業をされている方のインタビューなどをYouTubeでたくさん観て、役作りに反映させました」 撮影では実際にドラゴンズのユニフォームを着て、ドラゴンズの本拠地・バンテリンドームナゴヤのマウンドにも立った。 「いや~嬉しかったですね。フェンスの高さにもビックリしましたし、ここでさまざまなドラマが生まれてきたんだなって思うと感動しました。中田翔選手、小笠原慎之介投手、細川成也選手とお話しさせていただく機会があったのですが、中田選手に“中学までは野球をやっていたんです”という話をしたら、“野球辞めて俳優の道を選んで良かったね”と、俳優としての僕を評価して下さいました。すごく嬉しかったですね。多分、一生に一度の経験なんじゃないかと思ったので、撮影の合間にも打ったり投げたり、時間が許す限りず~っとはしゃいでました(笑)」 鈴木伸之(すずき・のぶゆき) 1992年10月14日生まれ、神奈川県出身。AB型。T185。2010年、劇団EXILEに加入し、同年に舞台『ろくでなしBLUES』に出演しデビュー。以降、ドラマ、映画、舞台、CMなどで活躍中。主な出演作は映画『桐島、部活やめるってよ』(12年)、ドラマ『あなたのことはそれほど』(16年)、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』(18年)、ドラマ『GTO』シリーズ、映画『アラグレ』シリーズ、ドラマ&映画『HiGH&LOW』シリーズ、映画『東京リベンジャーズ』シリーズなど。11月27日には初のミニアルバム『Action』をリリース。 ●作品情報 土ドラ『バントマン』は毎週土曜日、夜11時40分よりフジテレビ系にて放映中。 東海テレビ 鈴木一俊
鈴木一俊