世界4位ルバキナ 全米OP2回戦を棄権「体に耳を傾けなければ」今季は欠場または棄権が続く<女子テニス>
全米オープン
テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)女子シングルスに第4シードとして出場していた世界ランク4位のE・ルバキナ(カザフスタン)は日本時間30日(現地29日)、負傷により2回戦を前に棄権を表明した。 【大坂 なおみ、シフィオンテクら 全米OP組合せ】 25歳のルバキナは今季開幕戦となった1月のブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、WTA500)、2月のムバダラ・アブダビ・オープン(アラブ首長国連邦/アブダビ、ハード、WTA500)、4月のポルシェ・テニス・グランプリ(ドイツ/シュトゥットガルト、室内クレー、WTA500)とツアー大会で3度優勝を飾った。 しかし、直近ではパリオリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)を急性気管支炎により欠場。今季は7大会で棄権または欠場とさまざまな身体的な問題に苦しんでいた。 前哨戦となるシンシナティ・オープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、WTA1000)では初戦敗退を喫していたルバキナだが、今大会の1回戦では世界ランク194位のD・アイアワ(オーストラリア)を6-1, 7-6 (7-1)のストレートで下し初戦を突破した。 しかし、29日、ルバキナは2回戦を前に棄権を表明。理由を次のように明かした。 「残念ながら、怪我のため、今日の試合を棄権しなければなりません。今年最後のグランドスラムをこんな形で終わらせたくなかったですが、自分の体に耳を傾けなければなりません。今年の残りを力強く締めくくりたいです。これまで、そしてこれからも応援してくださるファンの皆さんに感謝します。そして出場する選手たちの幸運を祈ります」 なお、ルバキナと対戦予定だった予選勝者で世界ランク143位のJ・ポンシェ(フランス)は四大大会初の3回戦進出。3回戦では同71位のC・ウォズニアッキ(デンマーク)と同92位のR・サラスア(メキシコ)のどちらかと対戦する。 【今季ルバキナが直前で欠場または棄権した大会と理由】 2月:ドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、 ハード、WTA1000) 胃腸の問題/棄権 3月:BNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、WTA1000) 胃腸の問題 5月:BNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、WTA1000) 病気 6月:エコトランス レディース オープン(ドイツ/ベルリン、芝、WTA500) 腹痛/途中棄権 6月:ロスシー国際(イギリス/イーストボーン、芝、WTA500) 日程調整 7月:パリオリンピック 急性気管支炎 8月:ナショナル・バンク・オープン(カナダ/トロント、ハード、WTA1000) 急性気管支炎
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