沖縄・北大東島に空自警戒管制レーダー配備方針決定
木原防衛大臣は28日、沖縄県にある北大東島に航空自衛隊の移動式警戒管制レーダーを配備する方針を決め、北大東村に伝えたことを明らかにしました。 北大東島は、中国軍の艦船の活動が活発な沖縄本島と宮古島の間の海域の太平洋側に位置しています。自衛隊の基地がある南鳥島を含めて太平洋の島しょ部には航空自衛隊の固定式レーダーがなく、警戒監視の「空白地帯」となっていました。 木原大臣は北大東島について、「我が国周辺の警戒監視を常続的に行っていく上で重要な位置にある」と述べた上で、配備について「我が国に対する武力攻撃を抑止する上でも非常に重要」と説明しました。 今後、住民説明会などを開いた上で可能な限り速やかな開設を目指す方針です。