ロータスがエミーラの2025年モデルを発表、ハイパフォーマンスモデル「ターボSE」が登場
新時代への橋渡しとなるリーダーと位置づけられる「エミーラ」
2024年10月1日、ロータスの正規輸入代理店であるエルシーアイ(LCI)がエミーラの2025年モデルラインナップを発表した。これまでのエミーラ ファーストエディションとエミーラ V6ファーストエディションから、「エミーラ ターボ」、「エミーラ ターボSE」、「エミーラ V6」の3モデル構成に変更される。 ≪写真はこちら≫特別なロータスであるための「Special Equipment」が充実(全12枚) ロータス エミーラは、2028年に80周年を迎えるロータスの変革を導く戦略計画「Vision80」の下で開発された新しいスポーツカーで、2021年7月6日に世界初公開され、その後すぐにグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードに展示されて大きな話題を呼んだ。 「エミーラ」とは古代言語で「司令官」「リーダー」を意味し、完全なる電動化に向けた最後の内燃エンジン搭載モデルであり、新時代への橋渡しとなるリーダーと位置づけられる。 2021年7月の世界初公開と同時に日本導入も発表され、メルセデスAMGに特注した2L直4ターボを搭載した「エミーラ・ファーストエディション」とトヨタ製3.5L V6スーパーチャージャーの「エミーラV6ファーストエディション」が設定された。 オールアルミモノコックのシャシ、オールグラスファイバーボディを採用したライトウエイト構造が特徴で、車両重量は1500kg以下。エンジンをミッドに搭載するピュアスポーツでありながら、高い快適性と実用性も備える。
伝統のネーミングを復活させた「ターボSE」が登場
今回発表されたエミーラの2025年モデルは、発売以来、世界中のドライビングファンを魅了してきたエミーラのアップデート版と言えるもので、パフォーマンスとデザインのレベルがさらに高められている。 エミーラ ターボは最高出力360psの4気筒可変ジオメトリーターボエンジンと8速DCTギアボックスを搭載。 エミーラ ターボSEはそのエンジンを40ps、50Nm向上させることで、最高速度を19km/hアップし0→100km/h加速4.0秒を実現させたハイパフォーマンスモデル。ターボSEは、スポーツサスペンション、アップレートクロスドリルド&ベンチレーテッド2ピースキディスクブレー、ローンチコントロールを含むロータスドライバーズパックが標準装備となる。 エミーラ V6は、406psの3.5LチャージクールドスーパーチャージャーV6エンジンを搭載し、6速MTを標準に、オプションで6速ATも選択できる。 性能面だけでなくデザイン面もアップデートされ、エミーラ ターボはグロスシルバーの新しい20インチ10スポーク軽量鋳造アロイホイールやテクニカルファブリックヘッドライナーなどを採用している。 エミーラ ターボSEはジンクグレーペイント、アルカンターラヘッドライナー、レッドブレーキキャリパー、ブラックロータスバッジとテールパイプ、20インチVスポーク鍛造サテングレーホイールなどを標準装備。エミーラV6にはクロスドリルド&ベンチレーテッド2ピースブレーキディスク、ツーリングサスペンションなどのパフォーマンス装備が採用されている。 新たに設定された「エミーラ ターボSE」のSEはSpecial Equipmentを意味し、この名称はタイプ26エラン、エランSEターボ、ロータス・コルチナ、エランS3、エランS4、プラス2にも採用されてきたロータス伝統のネーミングだけに、とくに大きな注目が集まりそうだ。 【ロータス エミーラ 2025年モデル(価格は税込)】 エミーラ ターボ:1742万4000円 エミーラ ターボSE:1804万円 エミーラ V6:価格未定(2024年第4四半期中に発表予定) 【ロータス エミーラ ターボ 主要諸元】 ●全長×全幅×全高:4413×1895×1226mm ●ホイールベース:2575mm ●車両重量:1405kg(DIN) ●エンジン:直4DOHVターボ ●総排気量:1991cc ●最高出力:
Webモーターマガジン編集部