中部経産局、10月「持ち直している」 経済動向判断引き上げ
中部経済産業局は18日、管内5県(愛知、岐阜、三重、富山、石川)の10月の実績に基づく総合経済動向を発表した。7カ月ぶりに総括判断を変更し、「緩やかに持ち直している」から、「持ち直している」に引き上げた。自動車や工作機械の生産が好調が寄与した。 生産の判断も、「持ち直しの動きがみられる」から、「緩やかに持ち直している」に変更した。業種別では、認証不正による影響が解消された、輸送機械工業と、工作機械の受注が伸びた、生産用機械が堅調だった。一方で、データセンター向けが好調な電子部品・デバイスは、スマホなどのモバイル向けが振るわず、一服感がみられる。 個人消費の判断は、16カ月連続で、「持ち直している」とした。百貨店は、10月の気温が高かったため、秋冬物衣料の販売が低調に推移。スーパーでも、鍋やおでんの材料、秋冬物衣料の出足が鈍かった。