懲戒処分…請求書留め置き、未払い発生させた主任を減給に 埼玉・朝霞市 業者からの問い合わせで発覚 「現場対応を優先し、事務処理できなかった」と話す
埼玉県朝霞市は13日、市発注の工事代金などの支払い事務を怠り、受注業者への未払いを発生させたとして、上下水道部水道施設課の主任級職員(54)に減給10分の1、1カ月の懲戒処分などをしたと発表した。 市職員が不正に市長印を押し売却した土地 売却相手から市有地を返還で合意 さいたま市
市職員課によると、職員は2023年度に11事業者に発注した水道管の漏水修理工事計36件と職員の健康診断に絡む検査委託2件の計38事業(事業費計約560万円)について、請求書を支払い処理の担当部署に回さず、未払いを発生させていた。24年5月、業者からの問い合わせを受け、同課が調査したところ、職員のところで請求書が留め置かれていたことが分かった。職員は「漏水工事が多く、現場対応を優先していたため、事務処理ができなかった」などと説明しているという。