脱・働きすぎ。仕事×プライベートの相乗効果を狙う働き方3つの秘策
現代のビジネスパーソンにとって、ワークライフバランスを保つことは難しい課題です。 仕事に追われるあまり、プライベートの時間がほとんど取れず、ストレスを感じることは珍しくありません。しかし、良い仕事をするためには、良いプライベートが重要であるということをご存じでしょうか? この記事では、仕事とプライベートの充実が互いに良い影響を与え合う「ワーク・ファミリー・エンリッチメント」という考え方をもとに、伊庭流のライフを充実させる秘策をご紹介します。
ワーク・ファミリー・エンリッチメントの考え方
「ワーク・ファミリー・エンリッチメント」とは、充実したプライベートが仕事に、充実した仕事がプライベートに、双方が良い影響を与え合うという考え方です。 仕事とプライベートが互いに補完し合うことで、より良い生活が実現できるとされています。実際、仕事の効率や成果を高めるためには、ストレスの少ないプライベートの時間が不可欠です。逆に、充実した仕事はプライベートの満足度にも良い影響を及ぼします。 この考え方を実感したエピソードがあります。 私がキャンプに行った際、友人の家族と私の家族でランタンの下に座り、雑談をしていました。その際、職場でもこんなリラックスした会話ができれば、チームの絆が深まり、より強いチームができるだろうなと感じました。 この経験から、あるイベントを企画しました。会議室を真っ暗にして、ランタンをともす。 あたかもキャンプサイトで雑談をしているような雰囲気を作り、先輩と後輩、上司と部下が仕事で気になることをカジュアルに話す場を提供しました。このイベントは非常に好評で、定期的に開催することになりました。 また、調べるとこの方法は、「ダイアローグ」という手法であり、焚火を囲んで思ったことを話すことで絆が深まるという研究結果も知り、さらにその価値を実感しました。 他にもあります。 私の知人はベトナムに旅行に行った際、国民の平均年齢が約30歳と若く、日本との違いにショックをうけたそうです。 また、1年ごとに街の姿が変わることを知り、仕事の市場を日本国内だけで考えているわけにはいかないと気づいたと言います。 それをきっかけに、彼はアジア市場の勉強を始めたのです。今では、定期的に旅行に行くようになり、市場の雰囲気を肌で感じ、また、アジアの会社の株式を購入するなど、アジアとの接点を体感しているようです。 このように非日常の経験から得られるヒントはたくさんあります。これらの経験は、プライベートの充実が仕事にどれほど良い影響を与えるかを示しています。