【バレー】パリ五輪女子 組み分け抽選後のコメント。日本と同組のポーランド、ラバリーニ監督「ブラジル、日本、ポーランド、ケニア、4つの大陸の異なる戦い方がある」
パリ五輪女子バレーボール競技の組み分け抽選が終わり、日本はブラジル、ポーランド、ケニアとB組に入った。A組はフランス、アメリカ、中国、セルビア、C組はイタリア、トルコ、オランダ、ドミニカ共和国。今までの五輪では6チームが2組に分かれたが、今回のパリ五輪から4チームが3組になり、各組の上位2チームと3位の国の中から上位2チームの計8チームが準々決勝に進む。
組み分け抽選を終え、日本と同組のブラジルとポーランドのコメント(各国協会の発表)
ポーランド代表のステファノ・ラバリーニ監督は、東京五輪では、韓国代表を指揮し、日本と対戦した。強豪トルコを準々決勝で破り、その後準決勝でブラジルに、3位決定戦でセルビアに敗れたが、誰も予想しなかった韓国が4位という快挙を果たした。 ポーランド、ステファノ・ラバリーニ監督:ブラジル、日本、ポーランド、ケニアは4つの異なる大陸の国で、4つの異なるバレーボールの戦い方があります。これが抽選後の私の最初の感想です。ここでそれぞれのレベルについてあれこれ言うのは避けたいと思います。というのは、前回の五輪で、「紙に書かれていること」(各国の監督の意見やメディアの前評判など)は、それほど重要でないことを経験したからです。
ブラジル、ギマラエス監督:今シーズン、日本とポーランドとは既に対戦がありました。日本との試合はいつも難しいもので、先日の試合もタイブレークで決まりました。ポーランドは近年とても成長したチームです。OPスティシアクは絶好調ですし、Sボロシュは世界最高のセッターの一人です。ケニアは日本やポーランドより少しレベルは下がりますが、最近の世界のバレーを見るとどこも成長し、弱い国というのはないと思っています。まずはVNLで最良の結果を出し、ブラジルに戻ってトレーニングを再開したいと思います。 ブラジル、MBタイーザ:私たちは今、とても集中できていると思います。日本とポーランド、2つの強力なチームです。日本はいつも厳しい難しい試合をします。ポーランドは優れた選手がコンスタントに素晴らしい試合を繰り広げ、多くの勝利を収めてきました。ケニアは他の2チームより少し劣ると思います。私たちは戦う強い決意を持っているので、武者震いしてきます。チームの皆が何を望んでいるかわかっているので、集中していきたいです。
ブラジル、主将ガビ:とても難しいグループだと思います。東京五輪でも日本とケニアと同じグループでした。日本はいつもトーナメントの難しい時に私たちの前に立ちはだかり、本当に厳しい試合になります。ポーランドはここ2年対戦がなかったのですが、その間にものすごく成長したし、何よりステファノ(・ラバリーニ)が監督です。彼は(ブラジルのクラブチームで監督をしていたので)私たちのゲームの組み立てを良く知っています。五輪であたる国のそれぞれの戦い方について考えていかないといけませんが、まずVNLの決勝ラウンドで最良の結果を残すことが、五輪への準備の第一段階だと思ってます。
唐木田 真里子