北陸新幹線延伸区間で初の冬支度…除雪車点検「万全の態勢で臨みたい」
降雪シーズンを前に、JR西日本金沢支社は14日、北陸新幹線金沢―敦賀間延伸に合わせて整備された福井県越前市の越前保守基地で、新幹線の線路上の雪を取り除く除雪車を点検した。今月末まで点検や試運転を続け、延伸区間では初の冬に備える。 JR西によると、延伸に合わせて越前のほか、あわら、敦賀両市内に保守基地を整え、除雪車計7両を配備。レール面から11センチ以上の積雪が予想されるといった場合に出動させるとしている。
作業員がこの日、雪をかき分けるラッセル車と雪を砕いて吹き飛ばすロータリー車の機能を前後に備えた除雪車「MCR601」(全長14・3メートル、高さ4・5メートル)を点検。雪を押しのける「ウィング」を広げたり、レールの間にたまった雪をかき出す「フランジャー」を動かしたりした。 JR西福井新幹線保線区の吉川航平さんは「延伸区間では初の本格的な降雪シーズン。万全の態勢を整えて臨みたい」と話していた。