企業が求める人材が大きく変化している…!「問題を解決できる」だけではいけない、驚きの理由
いち早く問題を発見すれば、「発想」に時間をかけられる
良い問題とは、解決効果が高い問題とも言えます。問題発見力の高い人は、自分の頭の中を見える化し、思考を整理することで、成果につながる「自分のための問題」を見つけていきます。 そのため、問題へ向き合う態度に自分の軸を持つことができます。自分事ではない問題と向き合うと、情報に振り回され、心も頭も混乱した状態になるため注意が必要です。 自分軸を持つことで自分にとっての正しい判断ができ、ムダな情報や思考、行動に振り回されなくなります。それだけで気持ちが楽になりますし、生産性もぐっと上がります。 問題を発見できる人は、問題を解決するための正しい手段を選べるのです。いっぽう、問題を発見できない人は、目先の行動だけを追いかけるため、何度もやり直しを強いられたりするなど、時間をムダにしがちです。そればかりか生産性も上がりません。 良い問題を発見できれば、次のステップのアイデア発想の段階により多くの時間をさけます。そのため、より良質なアイデアや解決策を得られるという好循環を生み出すことができるのです。 ムダをなくすという意味でも、解決により時間をかけられるという意味でも、問題を発見することの重要性がおわかりいただけたかと思います。問題を解決することに集中するのではなく、成果につながる良い問題を発見することにぜひ意識を集中させてください。 続編記事【有名企業がこぞって取り入れる、「問題を発見する」ための技術がやっぱりスゴかった】では、問題を発見するための具体的な方法についてご紹介しています。
ツノダ フミコ(株式会社ウエーブプラネット代表取締役)