スポーツで地域の居場所づくりを目指す「カミヤクラブ」 プログラム 提供開始
スポーツで地域の居場所づくりを目指す「KAMIYA Club(カミヤクラブ)」が12月1日、都の北学園(北区神谷2)サブアリーナ&アリーナでお披露目会を兼ねたプログラム体験会を開いた。(赤羽経済新聞) 今年7月に旧神谷小学校・中学校の元PTA役員の母親たちが立ち上げた同クラブ。子どもの年齢が上がるにつれて、スポーツに熱心に取り組む層と、そうでない層との二極化が進み、部活やスポーツクラブに所属していない子どもたちが体を動かして遊べる機会が少ないことを危惧する声から生まれたという。 12月から週1回程度、小学生以下の親子・中高生・成人女性など年代に合ったプログラムを用意する。 代表の玉瀬理枝さんは「これまでも子どもや親子で参加するスポーツの提供にボランティアなどで取り組んできた。PTAの活動を通して学校や地域との関わりから、スポーツや文化活動を通して子どもたちだけでなく、より多くの地域住民にとって心地良い居場所を作りたいという思いがあった」と話す。 小学生以下の親子のプログラム「キッズスマイルプレイス」は、忙しい日々の中で子どもと一緒に遊ぶ時間がなかなか取れない父母に、子どもと一緒に体を動かして遊べる場を提供する。 中高生向けには「スマートブレイク」「中高生女子向けピラティス」を用意。スマートブレイクは多くのストレスや緊張を抱える受験生などの中高生が、体を動かすことでリフレッシュできる場を提供する。「休むことはサボることじゃないと伝えている」という。「中高生女子向けのピラティス」では、誰かと競うのではなく、筋肉の柔軟性を高め姿勢を良くし骨盤位置を整える。ピラティスは成人女性向けプログラムも用意。運動が苦手な人でもできるレッスン内容だという。女性が定期的に自分の体をメンテナンスする習慣を提供する。 玉瀬さんは「娘の世代の生理痛や同世代の母親の更年期など、女性ならではのライフステージの変化を前向きに捉え、自分のペースで心と体を整えられるピラティスレッスンを提供したい。その他のプログラムも、楽しく体を動かし笑顔とともに心地いい地域の居場所を作っていければ」と話す。 受講費は子ども無料、キッズスマイルプレイスのみ大人1人300円。各プログラムのスケジュールはLINEとインスタグラムで確認できる。
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