【森山監督が話す、J1昇格と同列でベガルタ仙台が目指すもの(2)】「当然、それは生ぬるいんですけど…」としながらも、掲げる姿。「絶対に日本一」と語るサポーターがいるからこその理想像
ベガルタ仙台は2021年シーズンのJ1リーグで19位に終わり、翌22年からのJ2リーグ所属も今季で3年連続となる。その間、このチームの目標はJ1復帰。ところが、その目標にはほど遠く、昨季はJ2・16位というまさかの結果に終わっていた。 ■【画像】熱すぎる! 遠く岡山まで駆け付けたベガルタ仙台のサポーターによる「熱狂的な黄金の観客席」■ そこからV字回復をしたのが今季である。森山佳郎監督の元で、J2・6位でフィニッシュすると、J1昇格プレーオフ準決勝・V・ファーレン長崎戦を勝ち上がっていた。12月7日開催の同決勝・ファジアーノ岡山戦で敗れたことで、今季も目標は未達となるが、それでもチーム再建の大きな一歩を刻んでいた。 そんなJ1昇格と、同列で目指すべきものがあると森山監督は語る。岡山戦後の記者会見で、筆者がサポーターについて聞いた際のことである。 「“目標1”はもちろんJ1昇格ではあるんですけど、それと同列で、地域に信頼され、愛され、応援されるクラブになる」 指揮官はそう話し、「そこはもう地道にやってきました」と語る。 「サポーターの皆さんへの感謝がある。それはもう本当今回も、いろんなことやってもらっています。たまたま自分の娘が作ったビデオを見て、“こんなことをやってもらってんだ”と知って。“やってる”っていうのは聞いてたけど、実際、映像を見せてもらって、今回もこの試合に向けて2日ぐらい『夜鍋』を本当に何日も集まって何時間もやってもらっている様子も見させてもらって、本当に一緒に戦ってるなっていうのを強く感じました」 この日のために、サポーター有志は『夜鍋』と名付けた準備作業を行っていた。その様子に、指揮官は事前に見入っていたというのだ。さらには、試合前の選手にも見せていたという。
■目指すべきクラブとサポーターの関係
そんなサポーターがいるからこそ、森山監督の中で目指すべきクラブとサポーターの関係がある。それは、「“勝ったら、お互いありがとう”、“負けたら、くそ、俺らも足りなかったな”」と、共闘するものだ。 今季、森山監督が認識している選手へのブーイングの回数は1回。そして、その“少なさ”の理由について、「選手自体が戦ってくれたことを、おそらくサポーターの皆さんも、“これだけやってるからあんまりブーイングできないな”」と感じているからではないか、と分析している。 「ちょっと大目に見てくれてるとこもあると思いますけど、選手が頑張ってる姿と、あとは僕らもサポーターのみんながやってくれてることを理解して感謝して、それを選手も分かってるから“ありがとう”っていうのを伝えていると思うんで、いい関係ができている」 とはいえ、そこに頼りきりになるつもりはない。「それに甘えるっていうんじゃなくて、何か一緒にこのチームを良くしていこうぜみたいな、そういう関係でありたいなというところは、僕は思ってます」と言うからだ。 「親とか親戚が応援してるような、俺も頑張るぞみたいな、そういうサポーターと選手たち、クラブっていうのを僕は目指したいんです」 気持ちをとうとうと話す指揮官の表情は、熱を帯びていた。
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