ミニマムでも居住性抜群! けん引免許不要のトラベルトレーラーが想像以上に快適だった
大人3人が居住できる空間を確保
INDIANA 300Lの魅力は作り込みの秀逸さです。キャンピングトレーラーが一般的なポーランドで製作され、日本仕様として細部まで設計されています。ハウス内へのアクセスは日本の道路事情を考慮した左側にドアを設けています。そして、猛暑や極寒対策としてボディを構成するFRP製のシェルは厚めに設定され、内張りとの間には断熱・保温効果の高いXPS断熱材(スタイルフォーム)をサンドイッチ。窓には断熱性と遮音性に優れたペアガラス(二重窓)を採用することで快適な空間を実現しています。 また、ハウスの内部はシンプルなデザインに仕上げられ、テーブルを挟んだ向かい合わせのベンチシートとコンパクトなキッチンを装備。リビングスペースのベンチシートはテーブルを外すことで、3人が就寝できるベッドスペースへと変身。キッチンの脇には仕切られたスペースが設けられ、簡易トイレを置くことでトイレスペースとしても機能させることができます。 そして、同モデルの便利な点は使用する燃料がプロパンガスではなく、入手しやすいカセットガス(CB缶)を使っていること。キッチンのコンロや給湯器、冷蔵庫の燃料としてCB缶を使用しているので、100円ショップやコンビニ、スーパー、ホームセンターで手に入れることが可能。オプション設定されるFFヒーターは灯油式を採用し、ガソリンスタンドで簡単に給油できるよう配慮されています。 また、外部電源を使用できるのでキャンプ場などで電源サイトを使用すれば、より快適なキャンプを楽しめます。同シリーズにはポータブル電源を備えたハイブリッドモデルも用意されているので、より快適性を求めるユーザーのニーズに応えてくれるはすです。
けん引車両のほかトレーラーにも車検と車庫証明が必須
自走式のキャンピングカーとは一線を画するキャンピングトレーラーは、室内高も高く大人が立って歩けるのも快適性を助長します。居住空間をクルマと切り分けて設計された恩恵は果てしなく大きく、新たな世界観が味わえることは間違いありません。 一般的にキャンピングトレーラーは敷居が高いと思われがちですが、このINDIANA 300Lはクルマを買い替えることなくキャンピングカー生活が満喫でき、面倒な牽引免許の取得も必要ありません。もちろん、トレーラーハウスの車検や車庫証明などは必要となりますが、その手間を差し引いても得られるメリットは大きいはず。キャンピングトレーラーを知り尽くしたINDIANA RVが日本のキャンプ市場に向けて開発したINDIANA 300Lは、これからのキャンプ界を大きく変える存在になりそうです。
ソトラバ編集部