移籍先はどうなる?本田圭佑のJリーグ復帰はない?!
毎オフになるとビジネスマンのように世界中を駆けまわり、さまざまな事業に携わっている本田にとって、決して遠くはない時期に訪れる現役引退後をにらんでもMLSは魅力的に映るはずだ。実際、契約には至らなかったが、昨年1月にはシアトル・サウンダーズと交渉の場をもっている。 パチューカでは右ふくらはぎの肉離れで出遅れたものの、昨秋以降はコンスタントにピッチに立ってきた。本拠地が標高約2400mに位置することで、高地効果で心肺機能も高められたのか。年が明けてからは攻撃的MFとして群を抜く存在感を放ち、最終的にはクラブワールドカップを含めた公式戦36試合に出場して、13得点8アシストをマークした。 しかし、現地時間4月28日に行われた後期リーグ最終節で、0‐0で引き分けたパチューカは9位でフィニッシュ。上位8チームに与えられる優勝プレーオフ出場を逃したことで、本田は予定よりも早くシーズンオフに入った。 本田はかねてから、来たるワールドカップ・ロシア大会を日本代表における集大成として位置づけてきた。西野朗新監督のもとで選考される代表メンバー23人のなかに名前を連ねることを見越して、帰国翌日の4日から国内で自主トレを開始している。 (文責・藤江直人/スポーツライター)