首相指名 30年ぶりの決選投票へ 史上5例目 1994年は村山富市氏が勝利し、自社さ連立政権へ
衆院選を受けた第215特別国会が11日、召集された。 衆院本会議での首相指名投票では、与党が過半数割れに追い込まれたため、1回目の投票では投票総数の過半数を獲得した党首はおらず、自民党総裁の石破茂首相と立憲民主党の野田佳彦代表による決選投票が行われることになった。 【写真あり】「首相を狙う男アゲイン」にも3票が…ネットざわざわ 投票では石破氏が221票、野田氏が151票。ほか日本維新の会の馬場伸幸代表が38票、国民民主党の玉木雄一郎代表が28票、れいわ新選組の山本太郎代表が9票、共産党の田村智子委員長が8票、吉良州司氏が4票、神谷宗幣氏と河村たかし氏がともに3票だった。 首相指名投票で決選投票となったのは史上5例目で30年ぶり。1994年、村山富市・社会党委員長と自民を離党した海部俊樹元首相による決選投票となり、村山氏が選出され、自社さ3党による連立政権が誕生して以来となった。