4試合勝利なしと不調のエヴァートン…… しかし最適な指揮官がいるではないか 英紙「モイーズを連れて来い」
エヴァートンといえばモイーズだ
プレミアリーグ第12節で、ブレントフォードと0-0で引分けたエヴァートン。暫定15位と下位に沈んでおり、ここ5試合では1勝3分1敗と元気がない。特に5試合で3得点に終わっている得点力不足は深刻で、今節もクリスティアン・ノアゴーの退場により数的優位を手にしながらもホームでゴールを挙げることができなかった。 [動画]モイーズ時代最高の試合のひとつ、2008年にウェストハムを打ち破ったエヴァートン 指揮官ショーン・ダイシに疑問の声が上がっており、実業家ダン・フリードキン氏による買収がまもなくとも言われるマージーサイドの古豪は、変化のときを迎えているのかもしれない。ダイシの後任候補にはグレアム・ポッターからマウリツィオ・サッリまでさまざまな名前が挙がっているが、英『THE Sun』は「モイーズを連れて来い」と、元指揮官であり、現在フリーのデイビッド・モイーズ招聘の可能性を論じている。 同紙によれば、モイーズはクラブをよく知る人物としてフリードキン氏の周囲の一部からも好まれており、エヴァートン復帰は61歳のスコットランド人監督にとって魅力的なものになると報じている。有力候補であることは間違いないようだ。 マンチェスター・ユナイテッド時代の失敗ばかりがクローズアップされがちなモイーズだが、LMA年間最優秀監督賞を3度受賞するなど実績のある指揮官だ。エヴァートンでは常にビッグクラブを脅かす戦いを見せており、当時のビッグ4もモイーズのチームには手を焼いたものだ。 クラブを復活させるには最適な人事のように思えるが、モイーズがまたもプレミアに帰ってくるというシナリオはあるだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部