【NFL】コルツがバイキングス戦でQBリチャードソンを下げてQBフラッコを先発起用へ
今シーズン、先発として1勝1敗を記録し、リリーフとして出場したピッツバーグ・スティーラーズ戦でもリードを維持して勝利に貢献したフラッコに目を向けることは驚きではない。ベテランのフラッコが司令塔を務めた際に、オフェンスはよりスムーズな動きを見せている。シーズン第5週に行われたジャクソンビル・ジャガーズ戦でフラッコは359ヤードと3タッチダウンをマークし、結果としては敗れたものの、オフェンスにとっては今季の中で最も生産性の高い試合となった。スタイケンHC率いるオフェンスは昨年、クオーターバックが予定通りにプレーし、正しい判断を下せば、よりよくボールを動かせることを証明している。
2023年シーズンに示したように、現在39歳のフラッコはオフェンスを操ることができ、フィールドを広げることを恐れることなく、落ち着いた存在感を提供できる選手だ。
1年前、フラッコはシーズン途中にクリーブランド・ブラウンズの先発を任され、先発として4勝1敗の成績を収めてチームをプレーオフ進出に導いた。現在4勝4敗のコルツはワイルドカードの座までハーフゲーム差に迫っており、フラッコに切り替えることで昨季のブラウンズと同様にプレーオフに進出できるようになることを期待している。
コルツはリチャードソンをドラフト指名したときに、大学での先発経験の少なさから成長痛が伴う可能性があることを理解していた。しかし、プレーオフ進出の可能性が残されている中で、コルツはその苦労を耐え抜くのではなく、フラッコに切り替えることを選んでいる。
昨年のドラフトでトップ5指名して以来、リチャードソンを熱心に支持してきた組織が急な方針転換を図った。問題は、リチャードソンがどれくらいの期間、ベンチに下げられるのか、そして、先発に復帰する場合にリチャードソンにはインディアナポリスでどのような未来が待ち受けているのかということだ。