【広島】鈴木誠也以来4番が3戦連続V打 新井貴浩監督「得点圏で小園に回せばという空気になりつつある」
4番・小園が、また勝負を決める一打を放った。同点の5回2死一、二塁で右前に勝ち越し打。プロで初めて4番起用された7日の阪神戦(甲子園)から3戦連続V打は、球団では16年の鈴木誠也(カブス)以来、8年ぶり。「つないでいこうという気持ちだけだった」と、控えめな笑みを浮かべた。 チームの4番打者は、開幕からいまだ本塁打ゼロどころか、長打も最多22試合で起用された堂林が4月6日の中日戦(マツダ)で放った二塁打1本だけ。小園の起用は苦肉の策ではあったが、長打不足を補う得点圏打率4割4分4厘という勝負強さ。新井監督は「得点圏で小園に回せばという空気になりつつある」と、頼もしそうにうなずいた。 今季マツダでの中日戦は初対戦となった4月5~7日に3戦連続完封負けを喫し、この日の3回まで30イニング連続無得点だった。今季最多タイ15安打で9戦ぶりの6得点で鬱憤(うっぷん)を晴らし、今季3度目の3連勝。4月4日以来の貯金生活に突入した。(畑中 祐司)
報知新聞社