ロピア出店予定地（浜松プラザフレスポ内）

　関東圏を中心に全国で90店舗以上を展開するディスカウント型の食品スーパー「ロピア」が、浜松市中央区上西町の大型小売店が集積する商業エリアに出店を計画していることが20日までに、関係者への取材で分かった。静岡県内初進出で、今秋のオープンを目指している。 　出店を計画する施設は、飲食、雑貨などが入居する複合商業施設の「浜松プラザフレスポ」内。ロピアは3月に閉店した「フードマーケットマム浜松店」の跡にテナントとして入り、オープンは11月下旬とみられる。 　出店計画地の周辺は会員制大型スーパー「コストコ浜松倉庫店」をはじめとする大型小売店が隣接するほか、約2キロ北には大型ショッピングモール「イオンモール浜松市野」が営業する商業激戦区となっている。 　ロピアを運営するOICグループ（川崎市）は2023年に九州と東北エリアに進出し、24年8月9日には青森県内に初出店した。 　精肉、鮮魚などの各売り場のチーフが販売価格の管理といった裁量を持って顧客ニーズをつかむ現場主義が特徴。「食のテーマパーク」を掲げ、家族連れなどの人気を集めている。